木製B3パネル、水張りテープ(25mm幅)、水を入れた筆洗バケツを用意します。
画用紙またはケント紙はB3サイズよりひとまわり大きい、「四つ切りサイズ」が必要です。
美しいデザインは、美しい水張りから。 パネルに紙を張るには少しコツがいります。
正しい水張りの仕方を習得して、作品の安定性を向上させましょう。
木製B3パネル、水張りテープ(25mm幅)、水を入れた筆洗バケツを用意します。
画用紙またはケント紙はB3サイズよりひとまわり大きい、「四つ切りサイズ」が必要です。
水張りテープはパネルの辺の長さより
3cm程度長めに切ります。
長辺、短辺2本ずつ計4本分切っておきます。
刷毛を使い、用紙裏面を水で濡らします。
水の量は多すぎず、少なすぎず、
全面に均一に含ませます。
裏面にまんべんなく水を含ませたら紙を表に返して
パネルの上に置きます。パネルからはみ出る紙の
幅が均一になるように調整します。
パネルと紙の間に入った空気を押し出すように
中央から外側に向かって伸ばし
パネルと紙を密着させます。
紙を伸ばしながら、パネルのふちで
跡がつくように紙に折目を付けます。
テープは長辺から貼ります。刷毛を使い、
水張りテープの糊のついた面を濡らします。
濡らした刷毛でテープを抑え、
テープを持つ手を引き上げるようにします。
画面となる部分にはみ出さないように
ふちの折目より外側に貼ります。
余分なテープはパネル横と裏面へ折り込みます。
角が浮かないようにきっちり折り込む事が
水張り成功のポイントです。ここで失敗すると
乾いた時にしわが寄ってしまいます。
紙を伸ばしながらもう一方の長辺と、
残りの短辺を貼ります。
完成です。
乾くまで水平の状態にして置きます。
少々時間がかかるので描く直前ではなく、
事前に準備を行いましょう。
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